長崎大学歯学部-School of Dentistry, Nagasaki University-

学部長メッセージ

歯学部長挨拶

歯学部長 村田比呂司
歯学部長 村田 比呂司
 長崎大学歯学部は1979年に設立された、岡山大学歯学部とともに我が国でもっとも新しい国立大学歯学部です。すでに創立40年を迎え、卒業生は約2000名となり、地域医療、大学での教育・研究、行政などにおいて多くの卒業生が活躍しています。

 歯科医師は歯科医療および保健指導を掌ることによって、公衆衛生の向上および増進に寄与し、国民の健康な生活を確保するものとされています。歯科治療にはカリエス(むし歯)、歯周病の処置およびこれらの予防、冠や義歯の装着、歯列矯正、インプラント処置、抜歯、骨折、腫瘍などの口腔外科的処置、さらに近年その重要性が認識されている高齢者の摂食・嚥下リハビリテーションや腫瘍などで病院に入院されている患者さんの口腔機能管理など、従来よりも非常に広い範囲の業務を担っています。さらに将来的には少子高齢化の社会情勢に伴い、「歯の形態の回復」から「口腔機能の回復」という概念に歯科医療が変化していくものと予測されています。歯科医師は口腔機能の回復を通じて、国民のQOL(生活の質)そして健康寿命を延伸させるという重責を担っています。そして高い倫理観をも要求される職業の一つです。

 本学歯学部では時代の変化そして社会の要請に応じた歯科医師を養成するため、2019年度より新カリキュラムによる教育を実践しています。
 まず入学して1年半は教養教育の期間で、リベラルアーツ教育の充実が図られています。もともとの語源はその時代を自由人として生きるのに必要とされる学問ということですが、これからの充実した人生を歩むためにはとても重要な教育です。
 歯学の専門教育では、歯学領域の基礎系科目および臨床系科目、関連臨床医学、歯学研究などを学び、共用試験(CBT、OSCE)ののち、大学病院において臨床実習(診療参加型)を行います。この専門教育を通じて、生命の尊厳を学び考え、そしてわたしたちは「基本的教養と幅広い歯科口腔医学専門知識を修得し、今後の歯科口腔医学、歯科口腔医療を切り拓くとともに社会に信頼される歯科医師および研究者を養成する」という理念のもと教育を実践しています。とくに新カリキュラムでは「リサーチマインドをもった歯科医師」の育成を大きな目標としています。

 長崎は江戸時代、鎖国で閉ざされていた日本で唯一、海外と貿易ができる町でした。そのため、長崎は中国、オランダの文化が混ざり合った和華蘭文化の町です。この魅力的な都市で、歯科医学を学び、そして充実した大学生活を送ろうではありませんか。
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