最初に | |
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約40年前にスウェーデンのブローネマルク教授Osseo integrationの概念を歯科インプラントに応用してから、インプラントは予知性の高 い欠損補綴のオプションとして発展してきました。その間、いろんなタイプのインプラントがメーカーから販売されていますが、それぞれのインプラントに合った適切な埋入を行わないとよりよい治療はできません。ここではインプラントのタイプごとの解説はメーカーのマニュアルにゆだねるとして、埋入手術に際して是非ともマスターすべきかんどころについて解説します。 |
ドリリング操作は腕全体を使って |
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長年窩洞形成を行っていらっしゃる先生方はコントラヘッドを持つと、どうしてもレストをつけます。ことインプラント埋入に関してはレトはNGです。レストを中心に円を描きますのでドリリングが近心or遠心に傾斜してしまいます。 |
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ドリリングの際は肘を支点にして腕全体を動かすようにドリルを直線的に動かします。どんな注水システムでもポンピング動作は確実に行い、ドリルに十分に冷却水が行き渡るようにします。形成スピードは骨の硬さによって調整します。 |
![]() ★ドリルを抜いた時にドリルのスレッドに付着した骨片の量が多いと、骨は硬いと推し量ることができます。→Lekholm&Zarbの骨分類のtype 1~2に相当します。 |
左手を使えるようになりましょう | |
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理想的と言える術者の埋入ポジションについて解説します。 |
メモリのカウントは声を出して確実に |
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ドリリングの深さを示すメモリはシステムによって様々ですが、共通して言えることは、術者、アシスタントともに方向を2者で確認しながら声に出して深さ(ドリルの目盛り)をカウントしていくことが重要です。 |
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以上がかんどころ(のほんの一部)です。次回以降は骨質に応じたアダプテーションテクニックや覚えておきたい簡単な骨移植をuploadする予定です。 当院ではインプラントコンサルトから術前診査、埋入、最終補綴までをトータルに扱ったインプラントセミナー(ベーシック、アドバンス)を開催しておりますので、もっと知りになりたい先生は詳細はHPにてご覧ください。 |